主成分であるカフェインが効果の源

コーヒーの匂いを嗅ぐと気持ちが安らぐというコーヒー愛好家は非常に多いです。あまりにも身近にある飲料なので、まさかこのコーヒーが便秘に効くなどとは、よもや信じられない話かもしれません。しかしこのコーヒーこそが、便秘の症状から自分を救い出す救世主かもしれません。

コーヒーの主成分といえば、言わずと知れたカフェインです。このカフェインは、腸の蠕動運動に活躍してくれる成分です。便秘解消の、即効性があることでも知られています。

カフェインは50mgで腸内に影響が出てくると言われていますが、大抵1杯のコーヒーには150mgものカフェインが含まれています。大幅に腸内を活性化させる量を超えています。この事からも、1杯で即効性があると考えられているのです。

また胃の活動も活発にさせますので、消化にも良い効果があります。消化が円滑にいけば、腸まで降りてくる時間も早くなり、カフェインによる腸の運動の活性化のため、便秘になりにくいのです。コーヒーを飲み過ぎると、お腹が緩くなるという印象もありますが、カフェインの効力なのです。好きで飲み過ぎると、寧ろ下痢になりますから、調節しましょう。

コーヒーにもオリゴ糖が!?

意外かもしれませんが、コーヒーにはオリゴ糖が含まれています。コーヒー豆の残りカスから抽出されるので、今までは知られていませんでしたが、最近注目を浴びるようになりました。コーヒーオリゴ糖はコーヒーから抽出されることからも、とてもコーヒーとの相性がよく砂糖のカロリーの5分の1です。腸の働きを助けるので、便秘にも効果があります。

コーヒー会社の調査によれば、消化性試験を行った結果96%が小腸粘膜に届きました。小腸で消化吸収されずに、大腸まで届くので、腸内の善玉菌の餌になり、善玉菌を増やすことができます。善玉菌が多くなれば、便秘も解消していくのです。

コーヒーオリゴ糖を2週間摂取する調査では、便の中の善玉菌が摂取前が9%程度であったのに、2週間摂取した後には31%まで増えたということです。驚異の結果ですね。既に整腸剤と言ってもいいと思います。

市販の有名缶コーヒーの種類の中には、トクホ指定されたコーヒーがあります。よく見ると、コーヒーオリゴ糖が甘味料として、使用されていました。このように、探せばコーヒーオリゴ糖入りのコーヒーは容易に見つかりますので、便秘の対策の為にも試して見てください。

朝の1杯が大蠕動運動を後押しする

排便のタイミングの中で一番大きいのが、朝です。朝起きて少し経つと大蠕動運動が腸内で起きます。これは生理現象なので、この時に必ず排便すると、便秘を抑止します。しかしこの1日1回しかない大蠕動運動を逃すと、排便のチャンスはグッと下がります。度々便意が起こりますが朝の猛烈な便意には敵わないのではないでしょうか。それ程朝の排便チャンスは逃すべきではないのです。しかし便秘持ちの人はこの腸の機能そのものが弱くなっています。

そこでコーヒーが登場します。コーヒーのカフェインが即効性を増して腸を刺激しますので、朝の大蠕動運動に合わせてコーヒーを飲むと便通が良くなります。残便感なく、排泄できるようになります。朝起きがけに、コーヒーを一杯飲むと、その後数分~1時間以内に便意が起こるはずです。この瞬間を逃さないで下さい。我慢すると便意は遠ざかる
ようになっています。ここで排便しなくては、便秘の時間が伸びてしまいます。

しかし、中にはそんなに沢山のコーヒーを飲めない人もいます。その場合は、ひと工夫を加えてみてください。例えば、寒天は海藻由来の食物繊維が豊富なことで便秘には、効果を発揮します。この寒天とコーヒーを使い、コーヒー寒天を作るのです。ちょっとした朝の食事の代用にもなりますし、スムーズに排便を促すのに最高のひと品になります。朝の大蠕動運動にはこの上ないレシピではないでしょうか。

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利尿作用という落とし穴!水分不足に注意

しかし、そんなコーヒーにも欠点があります。それは利尿作用です。この利尿作用の正体もカフェインです。利尿作用があるということは代謝を促進するためには良いことなのですが、その反面に水分不足で腸内の水分も少なくなってしまい、結果的に便が水分不足で硬くなるということが懸念されています。便が硬くなると、便秘がひどくなるので
便秘防止のためには、過剰摂取は控えて、適度なコーヒー摂取が肝要です。

飲み過ぎると毒にもなりますが、1日2~3杯なら、腸が活性化して便通も良くなり、便秘は解消します。一昔前はカフェインといえば厄介な弊害ばかりのものと扱われましたが、現在はその効能が広く知られるようになりました。これから、まだまだコーヒーの隠された健康的要素が明らかになるのかもしれません。日進月歩でコーヒーの効能は研究されています。便秘への効果もまだまだ解き明かされていない部分が多そうです。