快便の為の副交感神経には睡眠は必須

睡眠と便秘って、関係があるのだろうか?という問いかけを受けたら、大いに関係があると言いたいと思います。 夜ふかしや睡眠不足の状態は百害あって一利なしの状態です。 睡眠不足で朝起きるとき体が重いと感じたことがあると思います。 そんな時に体重を測ると、まったく前の夜と、体重が変わっていなかったということも多いです。睡眠は
人間の体のバランスに欠かせない、自律神経を狂わせてしまいます。

寝ている時には通常、緩和担当の副交感神経が優位になります。この副交感神経は、寝ているあいだに腸内で便を作り出すように消化器官に指令を出しますが、いつまでも夜のあいだに起きていたら、交感神経が働いているので、便を作り出すことができません。交感神経は緊張を担当しているので、緊張した状態では腸は仕事をしません。寝ている時間が少ないことで、腸内の便が少なくなるので、溜まるまでに時間がかかります。そうすると、溜まった分の便が腐敗して有害物質の悪玉菌が、腸内に蔓延ります。結果的に便秘になり、この不規則な生活が続けば、慢性便秘になってしまうのです。

ある研究結果では、毎日5時間以下の睡眠だと7時間以上睡眠を取る人よりもはるかに、便通異常が見られたとあります。人は寝ている間に成長ホルモンが活動をしますから、この大切な睡眠時間を削るという事は体の成長を阻害することにもなりますし、傷ついた臓器の修復の時間を奪うことにもなるのです。腸壁の細胞が傷ついていたり、悪玉菌による腐敗が見られた時に、交感神経が優位であれば副交感神経の出番はありません。成長ホルモンも体中の細胞修復に出番を失うので、睡眠不足は体全体の問題としても、危険を招きかねないのです。

便秘・過敏性腸症候群の人は睡眠健康危険度が高い

日本女性心身医学会雑誌によると、東京圏444人の女性にアンケートをとったところ、0を便通良好~3便通異常でポイント化してみると、睡眠時間の短い女性は3ポイントに近いポイントでいずれも便秘の症状や過敏性腸症候群を患っていました。いずれも睡眠の質の悪さを訴えており、睡眠時間が短く悪夢や金縛りといった、症状を抱えていました。

たかだか寝ないだけで、とは言えない結果がどの研究でも如実に現れているのです。日本においても海外においても似たような結果が出る以上、睡眠は便秘などの腸内トラブルと、密接に関わっているとしか思えないのです。

便秘改善のために寝付きを良くすること

便秘を改善するためには、良質な睡眠が必要なのは分かりました。では具体的にどのようにして眠るべきなのか。ということを考えたいと思います。睡眠を上手にとれない人というのは、交感神経が夜中の間も優位になってしまっています。こうしたことをなくすには、いくつかのポイントがあるのです。それを説明していきたいと思います。

 

1・寝る前に何も食べない(ハーブティのようなものならOK)

食べたほうが便がたくさん作れるので、便秘には良いんじゃないかと思われがちですが、とんでもない間違いです。寝る前に物を食べれば、腸が休むことができません。眠気も一時的に失せてしまいますので、睡眠のタイミングを逸してしまうことで睡眠不足になります。すると副交感神経は働くことができないので、腸内がバランスを崩してしまいます。お腹がすいても寝る前は基本は我慢するか、自律神経を整える、ハーブティなどを飲んで便秘対策にあてましょう。

 

2・眠くなくても早めに布団の中に入る

例え眠くはなくても、いつまでも活動できるスタイルでいれば、脳は休めと体に指令を出せません。形からでもいいので、布団に入り眠るような体制に入ると、体の筋肉が緩んでいくので、そのうち睡魔が襲ってきます。睡眠不足ならば尚更、体の方は休息を欲しています。体を横たえることで腸も水平になりますから、便秘の人はどのあたりに便が滞留すているのか、お腹に触れてみましょう。妙に冷たくなっている場所や、軽く押すと痛い場所などがあると思います。自分の体の状態を冷静に把握する時間としても早目に床につくのは大切なのです。

 

3・光を遮断した場所で寝る

光があると、脳が休まらずに結局眠れないままになってしまいます。暗いところが苦手だという人もいると思いますが、睡眠のためには暗闇が必要なのです。光がある状態を、脳は昼間と認識してしまうので、体内時計が狂ってしまいます。体内時計が狂うと排便のリズムも狂いますので、便秘にもとになってしまうのです。

 

4・睡眠導入BGMを使う

良質な睡眠をとるための睡眠導入BGMを聴きながら横になると眠れるようになります。モーツアルトなどのクラシック音楽の中には、自律神経を安定させる効果のあるものがあります。もともと副交感神経は、リラックスしているときに優位になるので、心地よい音楽を聴くことで自然に眠りの中に誘われるのです。副交感神経が優位になると、腸内で便を生成したり、翌日排便を促す蠕動運動を起こすので、便秘も解消されやすくなります。

 

5・毎日適度に運動して、体を疲れさせる

睡眠がうまく取れないという人は、総じて一日の運動量が少ない傾向にあります。筋肉を動かさないので、体力を温存したまま夜が来るので、自然と夜ふかしになってしまうのです。日中少しでも体を動かせば、交感神経が活発になります。交感神経は仕事をしたと認識します。しかしデスクワークの多い現代では、交感神経が働く機会が希薄になってしまうのです。もし平日が無理なら休日に体を動かして、疲れ果ててみましょう。その夜は、上記1~4を実行したら、必ず眠れるはずです。自律神経がうまく起動すれば便秘も解消されます。