炭水化物を食べ過ぎると便秘になる

米やパンや麺類は、言わずもがなの炭水化物です。

日本人にとっての米とは主食です米抜きでは語れないという人も多いはずです。

日本の米へのこだわりは、海外でも定評がありますクールジャパンの一翼を担うのが 米といっても過言ではないくらいです。

しかし、米は炭水化物で出来ていますので、敬遠されることも多いのは事実です。

炭水化物ダイエットというものもあるくらいです。

そして、便秘にも良くないという説があります。

まず、ご飯を食べると急激に眠くなったりします。

これは、ご飯がお腹の中にたまり膨らむことで、 胃も消化することにエネルギーを消費するからです。

胃腸の消化吸収を司るのは、自律神経の中の副交感神経です。

副交感神経は、リラックスして落ち着いた状態をもたらす神経なので、 消化の際に眠くなるのは理にかなっています。

しかも、この炭水化物は消化しにくいという欠点があります。

なかなか消化しないので、腸にまで降りてくるのに時間を要します。

腸に降りてこなければ、便を作り出すのが遅くなるのです。

炭水化物ばかりを食していると、便秘になるのはこういうことなのです。

しかし、ひとつだけ良い方法があります。

美味しいお米を食べながら便秘になりにくい方法です。

それは冷えたお米を食べることです。

お寿司など冷えた状態で食べられるものが、便秘解消には最適なのです。

お米は冷やすことでカロリーがぐっと減ります。

じつはお米を冷やすと、お米のでんぷんがレジスタントスターチという成分に変化するのです。

カロリーも半分ほどカットできますから、ダイエットにも最適です。

レジスタントスターチは胃では消化されずに、そのまま大腸まで降りてくるのです。

そう、まるで食物繊維と同じ働きをするのです。

大腸に降りてきたレジスタントスターチは発酵して善玉菌を活性化させます。

そして腸内の悪玉菌を排除するのです。

便秘もこれで、改善されることでしょう。

暖かいお米には効果がないので注意してくださいね。

温度は4℃くらいと言われていますから、相当冷たいのが難点です。

お米が無理そうなら、ライ麦パンやオールブランなどでも温度によって、 でんぷんがレジスタントスターチに変化しますので試してみてください。

確かに炭水化物を摂りすぎると、便秘になりやすいかもしれませんが、 工夫次第では真っ直ぐに腸に降りてくるので便秘を解消してくれる強い味方になることもあります。

夏場は冷ご飯に冷えた味噌汁をかけた、 冷や汁というようなレシピが便秘解消にはいいかもしれませんね。

炭水化物を抜いても便秘になる

逆に炭水化物を抜くと便秘になるという考え方もできます。

先ほどとは真逆のことを言いますが、 米にしたって炭水化物と一括りにされてしまいますが、 実はちゃんと食物繊維は含まれています。

穀類を便秘解消のために抜くと食物繊維も少し減りますから、 野菜を食べなかった日などは食物繊維の入ることがないため、 腸内が蠕動運動を頻繁に行えなくなります。

しかも、この炭水化物を抜くと、脳へのエネルギー源が絶たれるわけですから、 健康被害は甚大になります。

三大栄養素のひとつの炭水化物は、食さなかれば肝機能の低下をもたらしますし、 免疫力も落ちて行きます。

腸を活性化するための力を削ぎ落としていくことになりかねないのです。

まさかとは思いましたが残念ながら、炭水化物を食べないのも結果的には便秘を起こしてしまうのです。

バランスを考えた炭水化物摂取で便秘解消

一番良いのは、バランスです。

炭水化物を食べ過ぎずに、 またある程度は食べておくことが便秘をしない体作りで一番大切なことです。

食べ過ぎると消化吸収が、遅くなり胃でとまってしまいます。

そのために便秘になりやすくて、しかも太りやすくなります。

エネルギーとして燃やすのに時間がかかりすぎるからです。

太れば、腸の活動も鈍くなりますので、代謝に異常が出て、 便秘になりやすい体になります。

だからといって、炭水化物を全く摂取しないでいたら今度は脳が働きを鈍くして、 体中に支障が出て腸の活動も急停止してしまいます。

体というのはデリケートにできているのです。

なにかに偏り過ぎると、必ず反作用が起きてしまうのです。

便秘はそのバランスのバロメーターのような役割です。

体がどこかに傾いてしまうと、すぐに便秘というかたちで人間に告げ知らせてくれるのです。

要は、物事は中道が肝要ということです。

適度な炭水化物の摂取方法

冒頭に言いましたように、炭水化物も4℃で冷やすとカロリーも減少しますし、 そのまま大腸まで降りてきます。

この食べ方に着目して、1日の中で冷えたお米やパンを食べてみてはいかがでしょうか。

そして、食物繊維豊富な野菜などを食せば、便秘も解消されていきます。

または、お茶碗半分位のお米で3食を我慢して、炭水化物を減らしていくと便通も良くなるかもしれません。

肝機能の事も考えて、まったく炭水化物を食べないという選択はやめておく方が無難でしょう。