便秘の時に使用する座薬とは何か

便秘の時に使用する座薬とはどのようなものなのか、いまひとつ理解が及んでいない場合も多いと思います。

そもそも座薬と浣腸の違いが分からない人も多いのではないでしょうか。

便秘になった時に、使用するのは飲み薬がほとんどなので、馴染みがなくても仕方がありませんね。

しかし座薬は手軽に扱えて、即効性もあるので使い方や特徴、そして副作用を知っておくと便秘の折の強い味方になります。

座薬は人工的に便意を起こす薬です。

肛門の中に座薬を挿入し、炭酸ガスが座薬から出ることで、直腸が膨らみます。

蠕動運動が急激に始まり排便するというのが、座薬挿入からの一連の流れになります。

浣腸とは違い、じわじわ直腸で溶けるので30分程掛かりますが、 浣腸のグリセリンの油っぽい感触が苦手な人には座薬は違和感がない分、使用しやすい薬です。

座薬にはレシカルボンという、炭酸ガスを発生させて便意を促すものと、 テレミンソフトという、ゆるやかに大腸に作用するものがあります。

価格は10個入り780円~1250円の間くらいです。

ドラッグストアなどで手軽に入手できます。

もし、便秘がひどく即効性のある方法を試したい場合、 それでていて刺激が少ないものを求めている場合は、座薬が良い効果をもたらすのではないでしょうか。

市販の座薬は10個前後入っているのが通常なので、バッグなどに常備して入れておけば、 長引く会議の席などで不調で喘がなくても良くなります。

ささっと座薬で出したいときに出せるのが、嬉しいですね。

座薬のメリット

妊婦の便秘には、病院で座薬が処方される事が多いことで知られています。

内服の便秘薬だと、胎児に影響があることから、座薬のような直接大腸で効果があるものを処方する傾向にあるのです。

また、産後の授乳期の女性にも座薬が処方されます。

便秘の内服薬だと、母乳に成分が混入してしまう可能性があるので、それを避けるためでです。

座薬の他にも漢方薬を処方される妊婦が多いのは、薬による副作用が漢方の場合もないからです。

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自然の生薬は、座薬と同じように安全という認識なのです。

お腹に赤ちゃんがいる場合は、座薬で胎児のの生育を守りましょう。

副作用のない薬を使うのが、お腹への優しさなのです。

ではなぜ、妊婦の場合内服薬が、あたかも禁忌のように言われるのか。

それは、大腸に到達するまでに、胃や小腸などを通るからです。

体が薬の影響を受けやすいことから、妊婦や産後の女性やお年寄りには向かない場合があるのです。

内服薬だと胃や食道を荒らしてしまうという事もあります。

そういった面からも、体に心配を抱える人には内服薬ではなくて座薬が処方されるのです。

座薬は便秘用以外にも多様な用途の薬が市販されています。

小さな子供にも熱冷ましで座薬が販売されます。

肛門から直接、挿入できることで関係ない臓器が薬の影響を受けるのを避けることができることから、需要があるのです。

即効性の点でも、内服薬だと相応の時間が掛かります。

半日程度時間を要する場合もありますが、座薬だと浣腸同様早く効くので慢性便秘で悩む人に人気を博しています。

大きめのドラッグストアだと、薬剤師もいますから、座薬について質問してみると、多種多様な座薬からこれというものを選んでくれますよ。

勿論、妊婦のような特殊な事情を抱えている女性は、 市販のものではなく病院で処方してもらった方がより安心感を得られますし、 個々の体の状態にあった座薬を選んでもらえるので病院を受診すべきなのは言うまでもありません。

座薬を控えたほうがいい人もいる

しかし、なかには座薬には向かない人もいます。

副作用があるので下記のような人は医師の判断を仰いだ上で、座薬は極力避けるべきでしょう。

1、痔の人

痔専用のステロイドを用いた座薬ではなく、便秘に関しての座薬を使用する場合、 もし痔を患っているのであればやめたほうがいいでしょう。

確かに便秘を解決しなくては、ますます直腸の中の便が硬くなり便意があるのに排出できない状況に陥ります。

しかし、すでに便秘の硬い便のせいで、切れ痔になっている場合、 余りにも痛くて更に裂傷が広がる事になりかねません。

まずは座薬の前に便を柔らかくしておくことが必要 なので、内服薬から試したほうがいいでしょう。

2、婦人病を持っている人

子宮筋腫や卵巣腫瘍などを持病として持っている場合は、 筋腫や腫瘍が大きくなり腸を圧迫して便秘になっていることもあります。

特に子宮筋腫は生理時に便秘になりやすいのですが、ここで座薬を使用すると極度の腹痛と吐き気などに悩まされる事もあります。

婦人病が介在する場合は座薬を使用して腸を刺激しても、効果がない事も多いですし、 こうした副作用に悩まされる事になります。

婦人病を患う人はまず、医師に相談してから、使用するか又はしないかを決めましょう。

座薬に効果があるからといって、毎日のように使用するのも考えものです。

座薬に向かないタイプもいますが、そうでない場合でも自力で便を排出できるようにならないと、 便意が軽くなってしまいます。

自然体に排便できるようになるのが、理想なのです。

座薬を使うようになる前に便秘を解消しておきましょう。